土砂災害警戒区域について



株式会社カツキ 不動産部の千田です。


先日、お付き合いのある不動産会社さんから依頼を受けまして、お客様に

RC造建築についての概要説明をさせて頂きました。


立地条件としては、土砂災害警戒区域に掛かっており、背面と側面(一部)が

3m以上の崖に囲まれている状況の為、現実的には木造や鉄骨造では建物を

建築する事が出来ないので、RC造での建築を検討されているところです。


土砂災害警戒区域(イエローゾーン)は、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の

ような建築制限等がないので建物を建築する事は可能ですが、崖下の敷地の場合、

木造や鉄骨造では土砂を防ぐRC造の防護壁を築造して、土砂の影響がない所まで

建物を離さなければいけないので、実質的に敷地の半分も使えないといった事が

多々あります。


RC造は建物自体が防護壁を兼ねる唯一の構造体ですので、このような敷地でも

問題なく建物を建築する事ができます。


崖下の場合、崖条例なども絡んでくるので開口部の制限なども出てきますが、

立地条件等により対処も変わってきますので、気になる方は一度ご相談ください。


ご質問だけでも随時受け付けておりますので、お気軽に千田(センダ)までどうぞ。


それではまた。